今までオンライン診療(遠隔診療)を行うには細かな制約がありました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い院内での感染を避ける目的で、今までオンライン診療の対象ではなかった方にも流行が落ち着くまでの時限措置としてオンライン診療が出来るようになりました。
今では一度も受診した事がない初診の人でもオンライン診療OKということになっています。
しかし現状では病院ごとにローカルルールを設けており、どこの病院でも一律に同じ様にオンライン診療を受けられる訳ではありません。
辻堂たいへいだい耳鼻咽喉科では2ヶ月以内に当院への受診歴がある方に限りオンライン診療を始めました。
令和5年7月31日をもってオンライン診療の特例措置が撤廃されるため同年8月1日以降はオンライン診療を中止することにしました。
✳︎オンライン診療の対象拡大に関する追記(1)
発熱や咳があり周囲へ感染するリスクを考え病院への受診を控えている方や受診を断られた方の受け皿として藤沢市、茅ヶ崎市、鎌倉市在住の方に限り37.5℃以上の発熱、咳、嗅覚味覚障害、倦怠感がある方は初診、再診を問わずオンライン診療の対象としました。
遠方にお住いの方から問い合わせが増えてきたため居住地の制限を解除しました(4/28)。
✳︎オンライン診療の対象拡大に関する追記(2)
初診でも、かかりつけの耳鼻咽喉科がありアレルギー性鼻炎、舌下免疫療法(シダキュアとミティキュアのみです。アシテアは扱っていません)、耳鳴り、めまい、耳管機能異常、ヒステリー球などの耳鼻咽喉科疾患に対して1ヶ月以上、投薬を続けていて症状が落ち着いている方に限りオンライン診療の対象としました。
この場合、特に居住地の制限はありません。
処方日数は最大で7日間です。
令和3年10月より初診の方のオンライン診療を中止しております。
当院でオンライン診療が可能な方
オンライン診療では対面診察と同じ様に口、鼻、耳、のど、を診ることが出来ませんから、2ヶ月以内に当院への受診歴がある方であっても誰でも彼でもOKというわけにはいきません。
そもそも耳鼻咽喉科は患部を直接診てなんぼの診療科であることは患者さんもご存知でしょう。
そこで以下の方をオンライン診療の対象とします。
① 対象その1
基本的には当院へ定期的に通院していて前回と同じ薬で大丈夫、特に変わりがないので口、鼻、耳、のど、を診なくてもまず問題ないだろう、と考えられる方です。
・舌下免疫療法で当院へ定期的に通院中の方
・花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎、ハウスダストやダニなどの通年性アレルギー性鼻炎で当院へ定期的に通院中の方
前回は舌下免疫の薬だけだったけど、アレルギーの症状が出たので以前処方してもらったアレルギーの薬が欲しい、前回は飲み薬だけだったけど今回は目薬や点鼻薬も欲しい、逆に前回は飲み薬と点鼻薬が出ていたけど落ち着いてきたので飲み薬だけにして欲しい、などのご要望も対応可能です。
薬は1ヶ月分処方可能です。
✳︎慢性副鼻腔炎や滲出性中耳炎は同じ薬を長く服用する点では上記疾患と変わりませんが、良くなっているか変わらないかなどの判断は鼻や耳の中を診察しないと難しいので当院では対象外としました
✳︎いびき、無呼吸の検査結果確認だけの方も一見するとオンライン診療の対象になりそうですが、オンライン診療では検査にかかった費用を請求できないので対象外としています。
② 対象その2
対象その1以外でオンライン診療の対象となる方です。
2ヶ月以内に当院を受診したことがある方に限ります。
ここで想定しているのは、前回のは一度良くなったので通院を終えたけど前回と同じ様になってしまいました、という様な方です。
例えば、、、
花粉症か風邪か分からないけど鼻汁が出てきた、それほど酷くはないので、まずは以前出してもらった花粉症の薬で数日様子みたいという方。
前回の鼻汁と咳は良くなったけど風邪をひいて前回と同じ様になってしまいました、酷くはないので前回と同じ鼻汁の粘り気を抑える薬や咳の薬だけ使って数日は様子をみてみたい、という方。
前回と同様に耳掻きをしていたらまた耳が痛くなった、耳から汁が出てきた、という方。
あくまでも、前回受診した時と同じ様な感じである、我慢出来ない様な痛みや苦痛がないので受診するかどうか迷う、という様な方を想定しています。
受診をして実際に診察を受けるまでの繋ぎとして薬は長くても1週間くらいの処方に留めることになります。
当然、オンライン診療をした結果「今回のケースでは実際に診察をしないと処方は出来ませんよ」とか「他の診療科の病気かもしれないので念の為に他の科で診察を受けて下さいね」となる事をご了承下さい。
③対象その3
このご時世、感染症が疑われるので受診を控え自宅安静にする必要があったり、病院へ問い合わせたけど来院を断られた方もいらっしゃると思います。
その様な方の受け皿として
当院への受診歴がない方でも、新型コロナウイルスの濃厚接触者、37.5℃以上の発熱、咳、風味障害(嗅覚と味覚の障害)、倦怠感がある方はオンライン診療の対象としました。
ただし、予め帰国者・接触者相談センターなどで新型コロナウイルス感染の検査が必要かどうかを確認していること、なおかつ藤沢市、茅ヶ崎市、鎌倉市在住の方に限定します。
✴︎地域によっては帰国者・接触者相談センターへの電話が繋がりにくい事もあるため条件から削除しました(4/28)。
薬は数日から長くても1週間までの処方に留めることになります。
本人やその家族が薬局へ行くことで感染を広げるリスクがあると判断した場合、薬は郵送させて頂きます(薬が届くまで2〜3日かかります)。
また、実際に診察をしたり検査をする訳ではないので診断には限界があること、藤沢市と茅ヶ崎市と鎌倉市以外の地域にお住いの方だと「もしもの時にはどこどこの病院へ」と的確なアドバイスが難しいことはご了承下さい。
④対象その4
「病状は落ち着いているんだけど受診をして新型コロナウイルスに感染するのが怖い。かかりつけの耳鼻咽喉科ではオンライン診療や電話再診に対応していないので何とかならないか」といった問い合わせが増えてきました。
その様な方の受け皿として
当院への受診歴がない方でも、かかりつけの耳鼻咽喉科で1ヶ月以上、同じ薬を処方されていて症状が落ちつているのであれば、口、鼻、耳、のど、を診なくてもまず問題ないだろうと考えられますのでオンライン診療の対象としました。
アレルギー性鼻炎、舌下免疫療法、耳鳴り、内耳性めまい、自律神経性めまい、耳管機能異常、ヒステリー球、などが対象になるかと思います。
お薬手帳で1ヶ月以上、同じ薬が処方されていることを確認する必要があります。
処方日数は最大で7日間までです。
もちろん、ほとぼりが冷めてかかりつけの耳鼻咽喉科へ戻りたい場合は特に当院へ断わらず戻っても大丈夫です。ずっと当院へ通院を続けないと気を悪くするんじゃないかとか、そういうことは一切ありません。
✴︎かかりつけの耳鼻咽喉科で処方されていても安定剤や睡眠薬や血圧の薬など、当院で処方したことのない薬は処方をお断りすることもあります。
✴︎舌下免疫療法で処方出来るのはミティキュアとシダキュアだけです。アシテアは処方出来ません。
オンライン診療を受けられる曜日と時間
月、水、木、日のみオンライン診療を行います。
対面診察を受ける患者さんの合間にオンライン診療をします。
必ずweb予約をおとり下さい。
月:18:00~18:30
水:12:30~13:00
木:18:00~18:30
日:9:30~10:00
✳︎火曜日、月・木曜日の午前、金曜日、土曜日はオンライン診療をしません
準備するもの
スマートフォン(令和3年2月中旬からPC、タブレットも使用可能になりました)
クレジットカード
保険証、医療証(必ず最新のものかどうかご確認下さい)
お薬手帳
運転免許証かパスポート等の写真付き身分証(初診の方はなりすまし防止の為必須です)
✳︎保険証が切り替わり、まだ新しい保険証が届いていない場合は一先ず全額実費を支払ってもらいます。
新しい保険証が届いたらそれを当院へお持ち下さい。
差額分を返金致します。
オンライン診療の流れ
① web予約をとります。
メニュー選択でオンライン診療を選択して下さい。
ご家族何人かでオンライン診療を受ける場合は一人一人予約をとって下さい。
web予約を取らなかった場合、例えcuron上でオンライン診療の手続きが済んでいても当院からは連絡がいきませんのでご注意下さい。
web予約は平日も日曜日も2日前から可能です。
②web問診を入力します
予約が完了したらweb問診を入力します。
予約完了の画面中央にある『WEB問診に回答する』をクリックして下さい。
クリックすると、まずは予約メニューの確認があります。
ここでオンライン診療を選択してその先の入力を進めて下さい。
対象その1〜4まで、全員webB問診を入力して下さい。
③ curon(クロン)を操作する
下のリンク先からcuronの利用方法をご確認下さい。
必ず前日までにcuronで申し込みを済ませましょう。
もしオンライン診療の当日になってもcuronの申し込みを済ませていない場合は事務手数料代として通信時間に関わらず5000円(税込)を頂きます
辻堂たいへいだい耳鼻咽喉科のクロン施設コードは7fb0です(最後は数字のゼロです)。
④診察
予約した時間帯になりましたらプライバシーを確保出来る場所でお待ち下さい。
当院から連絡が入ります。
その際に着信音は鳴りませんのでご注意下さい。
ご家族何人かでオンライン診療を受ける場合、一人一人に「連絡→診察→ビデオ通信終了」という一連の手順を踏んでもらう必要があります。
例えば、誰か一人だけビデオ通信に出て「私も他の家族も特に変わりありません。全員、前回と同じ薬で大丈夫です」という使い方はダメです。
✳︎ 当院から連絡が入った時にたまたま「トイレへ行きたくなった」とか「電話がかかってきちゃった」とかタイミングが合わない事もあると思います。その場合は時間をおいて再度当院から連絡をいたします。無理して通話しなくても大丈夫です。
⑤決済
オンライン診療に係る支払いは登録したクレジットカードで決済します。
隣のなつめ薬局さんでしたら登録してあるご住所へ薬を郵送してお届けすることが出来ます(薬が手元へ届くまで数日かかりますし郵送料がかかります)。
その他の薬局さんに関しては薬の郵送に対応しているかどうかは把握しかねます。
かかりつけの薬局さんを利用したい場合は、処方箋をご自宅へ郵送しますのでそれを持って直接かかりつけの薬局さんへ行って下さい(この場合も処方箋が手元へ届くまで数日かかります)。
料金
診察代:初診料や再診料、処方箋料や処方箋の加算など。健康保険で賄う費用です。
通信機器の運用に要する実費✳︎
通信時間3分未満200円(税込)
通信時間3分以上1000円(税込)
通信時間5分以上2000円(税込)
通信時間10分以上3000円(税込)
オンライン診療の当日になってもcuronでの操作を済ませていない場合は通信時間に関わらず5000円(税込)を頂きます。
アプリ利用料:300円(税別)
✴︎当院とビデオ通信がなされた時点で初めてアプリなどの利用料が発生します。アプリをダウンロードしただけとか、承認申請をしただけで課金されることは絶対にありませんのでご安心下さい。
処方箋や明細書の郵送代:84円
✳︎今後、金額の設定を見直すこともあります。
curonに関する問い合わせ先
アプリのご利用方法などシステムに関することは直接curonへお問い合わせ下さい。
フリーダイヤル
0120-054-960
(平日10時〜19時)
メールアドレス
support@curon.co