延べ外来患者数が1万を

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延べ外来患者数が1万を

少し遅いですが昨日から自分のゴールデンウイークが始まりました。

そして休みが明けると閑散期へ突入します。

実は耳鼻咽喉科というのは秋から春にかけてが繁忙期で春の終わりくらいから閑散期を迎えるのです。

 

「新型コロナの影響で受診数が激減している」

「しかも、これから閑散期へ突入する」

と、色々と悩ましいところがありまして

反省や今後の展望に役立つものを探すため、電子カルテの検索機能を使ってデータを調べてみました。

 

まず『延べ外来患者数』です。

開院した9/2から4/30までの約8ヶ月間でどのくらいの患者さんが来院したのかを数えてみました。

なんと!

その数。。。

9158人!

 

もうちょっとで1万人でした〜、

新型コロナの影響がなければとっくに超えてた筈です、残念!

 

 

 

 

次に、前の職場である「はしもとクリニック」の頃の患者さんがどのくらいウチへ来てくれているのかを調べてみました。

なんと!

その数。。。

127人!!

 

自分の中の感覚では「20人くらいかな?」

といった感じだったので、この結果には正直驚きました。

 

ちょうど去年の今頃は開業準備の真っ最中でした。

父のところで自分が診させてもらっていた患者さんへ「今度、辻堂で開業することになりまして」と告知したかったのですが、来てもらえなかったら寂しいので積極的に声はかけるのはやめようと決めたのを覚えています。

✳︎実は、見かけによらずナイーブなのです。

別れの挨拶すらろくにしなかったにも関わらず、院内見学会へ大勢いらしてくれましたし、通院も続けて下さっていますし、本当に感謝してもしきれません。

そんな訳でウチへいらしてくれた元患者さんには

「こんな遠くまですみません!」と遠回しに感謝の気持ちを伝えるのですが

「あ、こっちが近いんで」と地理的メリットで返されることが多いです(苦笑)。

 

冗談はさておき、新型コロナの影響で今後も患者さんの受診控えは続くでしょう。

こういう時こそ、慌てずまずは基本へ立ち返り自分たちの力を高める時なのかもしれません。

開院以来、自分が心掛けているのは「患者さんの目を見て話を聞く」事です。

診断や治療も大切ですが、やっぱり何をおいても患者さんの気持ちや立場になって考える事が医者に求められていることだと思っています。

幸い受診数が減っているので患者さん一人一人と向き合う時間が十分あります。

それを有効活用して患者さんに共感していく力を磨くことが自分を頼って来てくれている人への恩返しにも繋がるのかな?なんて思っています。

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カニ蔵

昭和50年3月11日生まれ。血液型はB型。藤沢市出身。 本名は橋本大門。愛称に「もん様」、「もんちゃん」がある。 好きな食べ物は海老、苦手な食べ物は蟹。 一児の父、主夫兼、辻堂たいへいだい耳鼻咽喉科の院長。