花粉はいつでも飛んでいる
スギ花粉に限らず花粉は、ある日を境に「よーい、ドン!」で飛び始めるわけではありません。
ピークの時期以外でも少しは飛んでいるのです。
スギ花粉に関して言うと、秋くらいから少し飛び始め、暖かくなると大量の花粉が飛び始めます。
大量の花粉が飛散してそれに曝されてしまうと一気に花粉症が酷くなります。
スギ花粉症の重症化です。
重症化してから薬を使い始めてもなかなか効きません。
目や鼻が過敏になってしまい、ちょっとした事で「クシャミ連発」「鼻汁だらだら」状態になった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この過敏な状態は、人によってはスギ花粉の大量飛散が始まる前から陥ってしまう人もいます。
(1月はハンノキ花粉も飛び始めますのでコレが影響している可能性もあります)
重症化予防にはプロアクティブ
昔は花粉の大量飛散がはじめる〇週間前から薬を使うことを推奨していましたが現在は少し異なります。
大量飛散がはじまる前から花粉症が酷くなる人もいるからです。
現在では酷くなってから薬を使う(リアクティブ)のではなく少し症状が出てから使う(プロアクティブ)のが良いとされています。
「ちょっとムズムズしてきた」とか「ちょっと目がゴロゴロしてきた」みたいに
花粉症がはじまったかな?と感じた時から薬を使い始めるのが推奨されています。
『花粉症だと認めたら負け』みたいなマインドセットは禁物です!
点眼薬、点鼻薬、飲み薬、いずれも決められた回数を守って使って下さい。
良くなったと感じてもそのまま継続します。
それでも花粉症が酷くなった場合は「使っている薬の限界」ということになります。
眼科でステロイド点眼を処方してもらったり、耳鼻咽喉科でステロイドの飲み薬を処方してもらう必要があるかもしれませんので担当医に相談しましょう。