開業を決めた時に病院らしくない雰囲気にしたかったので、あたかもマイホーム(死語?)を作る時のようにクリニックの内装にはこだわりました。
見るからに『病院』な感じですと小さなお子さんだけでなく、大人も緊張してしまう気がしたからです。
最初に考えたのは「床を硬質タイルにすること」でした。
クリニックや病院にとって清潔であること、綺麗であることというのはとても大切なポイントです。
容易にメンテナンスが出来て尚且つ、いつまでも変わらぬ美しさを保たせたかったので床には硬質タイルを用いることにこだわりました。
そしてデザインを考える上で大切にしたのは上品で落ち着いてはいるが重厚過ぎないこと。
明るくて若々しい雰囲気ではあるがどこかクラシカルで普遍的な美しさがあること、です。
それで木目調のタイルをヘリンボーン貼りにすることにしました。
そんなこだわりの床工事が完了したとの知らせを聞いて早速現場へ飛んで行きました。
なんと言うことでしょう!
思わず頬ずりしたくなるようなこの美しさ!!
まさにタイル職人さんの力作です。
この写真を眺めるたびに、クリニック作りに携わった方々の働きに負けないよう、自分もしっかりと仕事しなくては!という気持ちになります。