鼻吸いファスト パス

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鼻吸いファスト パス

鼻吸いの重要性

当院では子どもの鼻風邪や急性副鼻腔炎を良くするには、薬を使うよりもまずは鼻汁をこまめに吸ってあげる事が大切だと考えており、特に乳幼児のお子さんにはなるべく飲み薬を使わない治療を行なっています。

これは耳鼻科医としての治療経験だけはなく、息子の子育てを通して培われた経験が元になっています。

0歳の頃から保育園へ預けていた息子はたびたび風邪をひいては黄色い鼻汁を出してました。

酷い時には1時間おきに鼻汁を吸ってあげたこともあります。

根気強く何日も何日も時間の許す限り鼻汁を吸い続けていると少しずつ良くなっていくということを子育てを通じて経験しました。

1時間おきに吸っていたのがいつの間にか数時間おきで済むようになり、次第に鼻汁の色も薄くなってきます。

そして1〜2週間くらい経つと吸引しなくても大丈夫になってくるのです。

 

ですので自宅で奥の方まで上手に吸引出来れば、まずはそれで様子見ても構いと思います。

もし上手に吸えないようでしたら遠慮せず鼻吸いだけしに来て下さい。

耳鼻科や小児科へ鼻吸いだけで通院することを申し訳ないと思っている方もいらっしゃるようですが全然、そんなことはありません。

当院の考え方が伝わるよう、私の方から保護者の方へ「鼻吸いだけで来てもいいんですよ」と積極的にお声がけしているくらいです。

 

鼻吸いファスト パス登場!

とは言っても「確かに鼻汁を吸ってもらいたいけど何十分も待つのは。。。」と二の足を踏まれる方もいらっしゃると思います。

そこで、鼻の調子が悪いお子さんがより気軽に鼻吸いに来られるよう、試験的に受診の仕方に関して運用方法を簡素化してみることにしました。

今までは鼻吸いだけのお子さんも、そうでない患者さんも受診する場合は全員にweb予約を取ってもらっていました。

これを鼻吸いだけの場合にはweb予約を無しにして、尚且つ混雑時には優先的に診察室へお呼びすることにします。

対象となるのは私が診察をして「毎日でも鼻吸いに来た方がいい」と写真の鼻吸いファスト パスをお渡しした方に限らせてもらうことにします。

勿論、鼻吸いをするのは私自身です。

鼻吸いだけの場合は看護師さんが鼻吸いをするところもあるみたいですが当院は違いますので安心して下さい。

✳︎この女医さんの写真はイメージです。 実際に鼻吸いする人物とは雰囲気や風体が大分異なります。

 

ファスト パスには何月何日から何月何日までと期間が記載されています。

その期間内、時間帯であればweb予約をしなくても受付で鼻吸いファスト パスを提示すれば某ネズミーランドの如く混雑時にお待たせせず優先的にご案内致します

従って「大分前にこの鼻吸いファスト パス貰ったんだけど、また鼻汁が出てきたので予約無しで鼻吸いだけしに来ました」みたいな使い方はN Gとします。

 

この試みで「鼻吸いしに行きたいけど予約がとれなかった」とか「鼻吸いしに行きたいけど何十分も待つのはちょっと。。。」となかなか来られなかった方も来院しやすくなってくれればと思います。

また、あまり時間のかからない鼻吸いのお子さんを優先的にお呼びすることで待合室の混雑を解消する狙いもあります。

「予約しても待っているのに予約していない人を優先的に呼ぶなんてっ!」と憤る方がいらっしゃるかもしれませんが、実は混雑している時には短時間で済む方を優先することで結果として多くの方の待ち時間を短縮することに繋がります。

何卒ご理解のほどお願い致します。

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カニ蔵

昭和50年3月11日生まれ。血液型はB型。藤沢市出身。 本名は橋本大門。愛称に「もん様」、「もんちゃん」がある。 好きな食べ物は海老、苦手な食べ物は蟹。 一児の父、主夫兼、辻堂たいへいだい耳鼻咽喉科の院長。