ご存知の方もいらっしゃると思いますが辻堂たいへいだい耳鼻咽喉科では12月からweb問診システムを導入しました。
web問診システムというのはご自身のスマートフォンやパソコンを使って専用サイトへアクセスして病状や経過などを入力するシステムのことを言います。
実はそれまで使っていた紙の問診票は当院のホームページからダウンロード出来るようにしていたのですが利用者は殆どいませんでした。
来院してから用意してある紙の問診票へ書き込む患者さんが大半だったのです。
昔とは違ってPCやプリンターを置いていない家庭が増えているからなのかもしれません。
ある時、3人の患児を連れてきた保護者の方が待合室で動き回る子供を制止しつつ3人分の問診票を書き込んでいました。
それはまさに“修羅場!”
この様子を目の当たりにして「何とかしなければ」と思ったのがweb問診システム導入を検討したきっかけです。
急に具合が悪くなって予約がとれたのですぐ行こう!みたいな場合は別ですが
前日や前々日から予約をとってある場合には予約をとった後にweb問診へ入力しておくことをお勧めします。
口頭で伝えるから問診票なんていらないよ!
という考え方の人もいるかもしれません。
しかし頭の中にあることを文章で書くのは頭の中にあることの整理に繋がります。
ぶっつけ本番で頭の中にあることを口頭で伝えるよりも一度文章にして頭の中を整理してから伝えた方が相手(医者)に伝わりやすくなります。
何より医者から質問された場合に答えに窮することが少なくなります。
例えばこんなケースを想像してみて下さい。
夕方になって急にお子さんが咳をし始めました。
熱も出てきて元気もなさそうなので翌朝受診させるべくwebで予約をとります。
生憎受診日は両親ともどうしても仕事を休めません。
止むを得ず実家のじーじorばーばに連れて行ってもらうようお願いしました。
子供を寝かしつけた後で予約の確認メールを開き、web問診へアクセスしてお子さんの具合を入力することにします。
いつからどんな症状があるのか?
熱は最高でどのくらいまで上がり現時点では何℃くらいなのか?
子供の体重は何Kgあるのか?
今回のことで他所で薬の処方は受けたのか?処方があるならその薬の名前は何か?
…etc
来院してからじーじorばーばが紙の問診票を渡されたら何て書いて良いか分からず困ったかもしれません。
しかしweb問診で自分が事前に入力しておけばそういった心配も杞憂です。