昨年9月に開業して以来、よそのクリニックのHPを閲覧するのがマイブーム(死語?)になっています。
どこにどんな情報を載せておくと見やすく感じるかとか、患者さん向けにどんな情報をどんなふうに発信しているのか、など参考にするためです。
やはりと言うか、当然と言うか、同業である耳鼻咽喉科のHPが一番気になりますので診療科ごとの閲覧数では耳鼻咽喉科がダントツに多いです。
地域別だと都内にあるクリニックのHPを閲覧する機会が最も多くて、たまに九州地方や東海地方のクリニックのも閲覧しています。
ある時、大田区の西馬込にある耳鼻咽喉科のHPを見る機会がありました。
そこの先生とは特に何か縁がある訳ではありません。
私の後輩が大田区で開業しているので大田区の耳鼻咽喉科を検索していた時にたまたま見つけた HPでした。
そこの耳鼻咽喉科のスタッフさんがオンライン診療について書いているブログを読んだのですが、その時に鈍器で頭を殴られたような衝撃を受けました。
ブログの一節を抜粋します。
『今後、厚生労働省がオンライン診療の初診対応の準備をしているようですので、OKが出ましたら、先生はすぐに導入したいとの事でした。
導入したら、先生は普段は診察していない高血圧・高脂血症・糖尿病の方で病院に通いづらい人に貢献できるのではと話していました。
また、東邦大学病院や昭和大学病院、荏原病院など、新型コロナウイルスの最前線で戦っている先生たちの助けになるように、日頃病院でかかっている患者様の一時的な避難場所としても当院のオンライン診療を活用してほしいと話していました。』
自分がオンライン診療を導入した時は「病院へ行かなくて済むから便利になるね」みたいな浅はかな事しか頭にありませんでした。
でも、ここの先生は自分が発熱患者さんの受け皿になることで少しでも基幹病院で新型コロナウイルスと戦っている先生たちの援護になることを考えていたのです。
誰かのために自分に出来ることをする!
自分自身のすべき事を見つめ直すきっかけになりました。
当初、オンライン診療は通院歴のある患者さんに限定していましたが、初診の方でも発熱、咳、嗅覚味覚障害、などがあって受診出来ない人や受診を断られた人を診ることに決めました。
あまり遠方の方だと「もしもの時にはどこどこの病院へ」と的確なアドバイスが難しいので土地勘のある藤沢市、茅ヶ崎市、鎌倉市在住の方限定ですが。。。
✴︎遠方にお住いの方からのお問い合わせが増えてきたので地域制限を解除しました(4/28追記)
少しずつ適応を広げて受診出来なくて困っている人の役に立てるよう努力します。